【ケラチン】という言葉を聞いたことはありますか?
髪の毛は、約80〜85%がタンパク質でできており、
その大部分をケラチンが占めています。
「髪の柱」とも呼べる存在です。
これほど高い割合を占めていることからも、
美髪を目指すうえで欠かせない成分であることがわかります。
自分自身もヘアケア商品で、
『ケラチン配合』なら「髪に良さそう」と素直に思ってしまいます。
今回は、基本的な役割から「ケラチン」について美髪との関わりをお伝えします。
美髪づくりにおいて、髪の主成分を知っておくことはとても大切です。
ケラチンとは?
髪や爪、皮膚などに含まれるタンパク質の一種です。
ケラチンは髪の主成分で、髪の強さやハリ・コシ、しなやかさを支える重要な役割を担っています。
家で例えると「柱」や「骨組み」のような、髪の土台となる存在です。
髪の毛は何層もの構造でできていますが、
その内部にはケラチンがぎっしりと詰まっています。
また、ケラチンは一種類だけではありません。
髪の強度や弾力を保つために、
さまざまな種類のケラチンが組み合わさって髪の構造をつくっています。
ヘアカラーやパーマ、熱、紫外線などのダメージを受けると、
ケラチンは傷つき、本来の働きが十分にできなくなることがあります。
その結果、髪のパサつきや切れ毛、枝毛などの原因につながることもあります。
ケラチンは髪だけの成分ではありません。
爪や皮膚の表面(角質層)にも存在して、
外部からの刺激から体を守る役割も果たしています。
髪・爪・肌に共通する「丈夫さのもと」ともいえる成分なのです。
美髪を目指すうえで、知っておきたい基本成分のひとつです。
ケラチンの役割
ケラチンを家に例えるなら、「柱」や「骨組み」にあたる存在です。
ケラチン = 柱・骨組み(髪の土台)
CMC = 接着剤
セラミド = うるおいを保つ断熱材
18-MEA = 表面を守る外壁コーティング
髪の中でどのような役割を果たしているか。
美髪に欠かせない4つの役割をご紹介します。
①髪の強さを支える
ケラチンは髪の内部にぎっしりと詰まっており、
髪の「強度」を保つ役割を担っています。
②ハリ・コシ・弾力を保つ
髪に適度なハリ・コシや弾力があるのは、
ケラチンが髪の内部構造をしっかり支えているためです。
③外的ダメージから守る
ヘアカラーやパーマ・ドライヤーやヘアアイロンの熱・紫外線などの、
外部からの影響を受けても髪の形や強度を支えて、ダメージに耐える土台となります。
④美しい髪の土台になる
ケラチンが十分に保たれている髪は、内部構造が安定しやすく、
結果としてツヤのある美しい髪につながります。
ケラチンという柱がしっかりしていることで、
髪全体の構造が安定し、CMCや18-MEAなどの成分も本来の役割を発揮しやすくなります。
美髪づくりの基礎となる重要な成分です。
ケラチンが失われる原因
髪の「柱」ともいえるケラチンですが、実は日常のさまざまな要因によって少しずつ失われていきます。大きく「外的要因」と「内的要因」の2つに分けてご紹介します。
外的要因(外からのダメージ)
① ヘアカラー・パーマ・ブリーチ
カラーやパーマの薬剤は、髪のキューティクルを開いて内部に作用します。この過程でケラチンが傷つき、流出しやすくなります。特にブリーチは髪への負担が大きく、繰り返すほどケラチンの損失が蓄積されます。
② 熱によるダメージ
ドライヤーやヘアアイロンの高温は、ケラチンのタンパク質構造を変性させる原因になります。毎日のスタイリングで積み重なるダメージは、思っている以上に髪に影響を与えています。
③ 紫外線
紫外線は髪の表面だけでなく、内部のケラチンにもダメージを与えます。長時間の日差しにさらされると、ケラチンが酸化・分解され、髪のパサつきや色あせの原因になります。
④ 摩擦
タオルでゴシゴシこする、ブラッシングのしすぎなど、日常的な摩擦もキューティクルを傷つけ、ケラチンの流出につながります。
内的要因(内側からの影響)
⑤ タンパク質・栄養不足
ケラチンはアミノ酸から作られるタンパク質です。食事でのタンパク質不足や偏った食生活が続くと、体内でケラチンを十分に生成できなくなることがあります。
⑥ 加齢
年齢を重ねると、体内でタンパク質を合成する力が低下します。髪のハリ・コシが年々失われていくのは、このケラチン生成力の低下も一因です。
⑦ ストレス・睡眠不足
過度なストレスや睡眠不足は、髪の成長サイクルを乱し、ケラチンの生成にも影響を与えます。髪の健康は、体の内側の状態とも深く関わっています。
ケラチンを補う方法
ケラチンは日常のさまざまな要因で失われていきますが、損傷した部分は自然には完全には回復しにくいです。しかし、正しいケアと生活習慣によって、髪の状態を整え、ダメージを目立ちにくくすることはできます。ここでは「内側からのケア」と「外側からのケア」の2つに分けてご紹介します。
外側からのケア(ホームケア)
①ケラチン配合のシャンプー・トリートメントを使う
ホームケアの基本は、ケラチン配合のシャンプーやトリートメントを取り入れることです。
毎日のケアで少しずつケラチンを補修・補給することができます。
洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)も併用するとより効果的です。
「加水分解ケラチン」などの補修成分が配合されているものなどは、
ダメージを受けた部分を補修し、髪のハリ・コシや指通りをサポートしてくれます。
②熱・摩擦のダメージを減らす
いくらケラチンを補給しても、ダメージが続けば意味がありません。
以下のポイントを意識するだけで、ケラチンの流出を防ぐことができます。
●ドライヤーは適切な温度・距離で使う
●タオルドライはゴシゴシこすらず、優しく押さえる
●ヘアアイロンは使用前に洗い流さないトリートメントで保護する
適切な温度で使用し、洗い流さないトリートメントなどを活用して熱から髪を守りましょう。
③定期的なサロントリートメントを取り入れる
ホームケアだけでは補いきれない深部のケラチン補修には、サロンでのケラチントリートメントが効果的です。サロントリートメントは、髪の内部のダメージ補修をサポートし、質感を整えるケアのひとつです。ホームケアとあわせて取り入れることで、より扱いやすい髪を目指しやすくなります。
内側からのケア(食事・生活習慣)
④ タンパク質を積極的に摂る
ケラチンはタンパク質の一種です。食事からアミノ酸をしっかり摂ることが、体内でのケラチン生成につながります。特に意識したい食材はこちらです。
●肉類(鶏むね肉・豚肉・牛肉)
●魚類(鮭・マグロ・サバ)
●卵・大豆製品(豆腐・納豆)
●乳製品(チーズ・ヨーグルト)
肉・魚・卵・大豆製品など、タンパク質をバランスよく摂ることは、
健康な髪を育てる土台づくりにつながります。
⑤ ビタミン・ミネラルも一緒に摂る
タンパク質だけでなく、ケラチンの生成をサポートするビタミンB群・亜鉛・ビタミンCも大切です。バランスの良い食事を心がけることが美髪への近道です。
⑥ 睡眠・ストレスケア
髪の成長や修復は、睡眠中に活発に行われます。質の良い睡眠をとることで、ケラチンの生成サイクルも整いやすくなります。
このケラチンを補うためには
「内側からの栄養補給」と「外側からの正しいケア」の両方が大切です。
毎日のヘアケアや生活習慣を見直すことで、
ケラチンを補修・保護し、ダメージを抑えることはできます。
紫外線対策や摩擦を減らすことで、「補う」だけでなく、
「失われにくい環境をつくる」ことも大切です。
毎日の小さな積み重ねが、美髪への一番の近道です。
まとめ
ケラチンは、「髪の柱」ともいえる重要な存在です。
髪の強さやハリ・コシ、弾力を支え、美しい髪を育むための土台となっています。
●ケラチンは髪の土台を支える重要なタンパク質で、髪の「柱・骨組み」にあたる存在
●ハリ・コシ・弾力・ツヤなど、美髪に欠かせない役割を担っている
●ヘアカラーやパーマ、熱、紫外線、加齢などによって日々失われていく
●食事からの栄養補給・ホームケア・サロントリートメントで補うことができる
補修する
予防する
続ける
ケラチンは、一度失われてもケアによって補うことができます。
大切なのは「補修」と「予防」の両方を意識することです。
毎日のホームケアにケラチンを意識したケアを取り入れ、定期的なサロントリートメントと組み合わせることで、より健やかで美しい髪を目指すことができます。
「髪のパサつきが気になる」「最近ハリ・コシがなくなってきた」と感じている方は、
ケラチンを意識したケアから始めてみてください。


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