インバストリートメント入門ガイド|乳化で変わる洗い流すトリートメントの使い方

インバストリートメントの正しい使い方と乳化の基本を解説するイメージ 記事

「シャンプーのついでに、
なんとなく使って流しているだけ……」

そんな風に
洗い流すトリートメントを
「とりあえず」で使っている方は多いのではないでしょうか。

ロングやダメージした髪には
シャンプーより使うことが多くなる
洗い流すトリートメント

最近では、リンスやコンディショナーに加えて「ヘアマスク」や「パック」など、
種類が多すぎて
「正直、どれを選べばいいかわからない!」と迷ってしまいますよね。

トリートメントは、ただ髪につければ良いというわけではありません

ちょっとした「コツ」を知るだけで、いつもの仕上がりが見違えるほど変わるんです。

この記事では、
初心者の方に向けて
「トリートメントの役割」から
今日からできる効果的な使い方のコツ」まで、分かりやすく解説します。

毎日使うものだからこそ、
使い方のヒントを掴んで、触りたくなるような理想の髪を手に入れましょう。

タケノコ
タケノコ

この記事の簡易版もミニ記事でのせてるよ。
短くまとめてるから
良かったら見てね。


トリートメントで髪は「治る」の?

トリートメントの保護のイメージ

結論から言うと、効果はあります
ただし、トリートメントの効果は、
ケガが治るのとは少し意味が違います

髪を「治す」ことではなく、
「守る」ことです。

トリートメントを使えば、傷んだ髪が元通りに「治る」と思っていませんか?

髪の毛は爪などと同じで、体のように
自己修復する力がほとんどありません。
一度ひどく傷んでしまうと、自分の力で元の健康な状態に戻ることはできないです。

では、
トリートメントの役割は何でしょうか?
それは、髪を「補修・補強・保護」することです。

  • 治る→ 傷口がふさがって元通りになる(体)
  • 良くなる→ダメージを埋めて、外側をバリアし、これ以上傷まないように守る(髪)

ヘアケアにおける「髪が良くなる」とは、しっかり保護して、扱いやすい状態をキープするということ。

「治らないなら意味がないの?」と思うかもしれませんが、それは間違いです。

自分の力で治れない髪だから
毎日のトリートメントで
守ってあげることが、
美髪に欠かせないケアです。

「安いのでも効果あるの?」トリートメント分子の大きさ

トリートメントの分子のイメージ

結論から言うと、
安くても、使い方と継続次第で十分効果は期待できます。

トリートメントの最大の魅力は
内部補修です。
値段に関係なく、内部補修を含んだ
補修・保護効果はあります。

もちろん、高価なトリートメントには
良さもあります。
それ以上に大切なのは、
毎日のケアを続けることです。

その上で、
更に足りない部分を補うために、
定期的に強めのトリートメントを取り入れると、さらに効果が高まります。

大切なのは日々のケアです。

トリートメントが働く場所

髪は大きく分けて3層構造です。

  • キューティクル(表面)
  • コルテックス(内部)
  • メデュラ(中心部・個人差あり)

洗い流すトリートメントは

  • 表面→キューティクルの補修・保護
  • 内部→コルテックスの空洞や乱れを補う

という 「内外補修型」ケアです。

高価なトリートメントとの違いは?

違いは、配合されている
成分の「分子の大きさ」です。

高価なトリートメントは、似た成分でも
分子の大きさが大・中・小と2〜3種類入っています。


例えば、
補修成分の代表であるケラチンには

・高分子ケラチン
・中分子ケラチン
・低分子ケラチン

といった種類があります。

高価なトリートメントほど、
分子サイズの異なる成分を複数配合し、
表面から内部まで幅広くカバーできる設計になっています。

その分、
成分の種類や配合設計にコストがかかり、
価格が高くなりやすいです。

髪の中で、起こった成分流出をカバーしたり、
防止するために、さまざまな部位に作用するよう配合されているのが強みです。

サロントリートメント

一番の違いは、内部補修のパワーです。

髪は内部の変化が目で見えないため、
市販トリートメントは
手触りやツヤなど「実感しやすさ」を重視した
表面保護中心の設計になりがちです。

市販のトリートメント→  誰が使っても失敗しにくく、すぐに「ツヤ・手触り」を実感できるよう、表面の保護が得意な設計になっています。

サロントリートメント→ お家ではできない「深部の内部補修」を目的としています。成分を何段階にも分けて重ねることで、髪の芯から強くします。

成分を段階的につけたりして、家庭ではできない内部補修をしていきます。

乳化などの工夫をすれば、
手触りや仕上がりは市販品でも十分近づけられますが、
内部補修の持続力には差が出ます。

理想は、サロンでしっかり「芯」を補修し、その状態をキープするために毎日お家で「保護」を続けること。
この相乗効果こそが、カラーの色持ちやツヤを長続きさせる秘訣です。
              

結局、毎日いるの?いらないの?

トリートメントの基本をイメージ

結論から言うと、
トリートメントは「毎日」が基本です

トリートメントの目的は主に

  • 髪内部の補修
  • 水分・油分バランスの調整
  • 手触り・まとまり・ツヤの向上

髪の内側と表面の両方を守ることです。

カラーやパーマをしていなくても、
シャンプー・タオルドライ・ドライヤー・摩擦など、
日常生活の中で少しずつダメージを受けています。

毎日、毎回少しずつでも補修やバランスを整えることは大切になります。

これはトリートメントだけでなく、
リンス・コンディショナー・ヘアマスクなどにも共通しています。

長さや髪型によっては不要な場合も

トリートメントは「髪」に作用させるもので、「頭皮」につけるものではありません。

リンス・コンディショナー・トリートメントは、
髪につけて効果を発揮するアイテムです。

髪が短く、頭皮に付着してしまう場合は、無理にトリートメントを使う必要はありません。

ロング・ミディアム・ショートボブの場合でも、
根元付近は避け、中間〜毛先につけるのが基本です。

根元につけてしまうと、地肌のベタつきやボリュームダウンの原因になります。

頭皮ケアとして「頭皮用トリートメント」として頭皮につけるものもあります。

髪のトリートメントというよりも頭皮専用と認識して使うことをおすすめします。

インバスケア剤

インバスケア剤のイメージ

リンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアマスク、パックなどは、
まとめてインバスケア剤と呼ばれます。

これらはすべて、シャンプー後に使う
「洗い流すケア剤」で、
髪の状態を整え、ダメージから守ることを目的としています。

違いは、主に
内部補修・外部補修(保護)の強さによって分けられています。

リンス→表面をコーティングしてきしみを抑える
コンディショナー→表面調整+軽い保護
トリートメント→内部補修+表面保護
マスク(パック)→トリートメントの強化版(高密度・集中補修)

このように少しずつ役割が違うため、
すべてを1つにまとめると「重すぎる」「軽すぎる」問題が起きます。

日本人の繊細な髪質やニーズに合わせて、それぞれの役割を追求してきた結果でもあります。                 

どれを選べばいい?

髪のダメージケアを
目的なら「トリートメント」が基本です。

髪の状態によって選択することが適切ですが、総合的にトリートメントの選択肢が多くなります。

髪は長くなるほど日々のダメージが積み重なり、
内部・外部の両方の補修が必要になるからです。

カラーやパーマなどの施術経験がある方は、
髪の長さに関係なく、
内部補修を意識したケアを取り入れることをおすすめします。

髪の内部は空洞化しやすいため、
外側のコーティング(リンス等)だけでは不十分だからです。

マスクやパックなどの集中ケアは、
補修力が高い分、使いすぎると重さやベタつきにつながるため、
頻度には注意が必要です。

すぐ実感できるコツはないの?乳化効果

トリートメントの乳化の効果イメージ

トリートメントをもっと効果的に使いたい場合のコツがあります。

ぜひ試してほしいのが、
「乳化」というテクニックです。

乳化とは、
トリートメントに含まれる
油分と水分をなじませる工程のこと。

これによって、
成分が髪全体に均一に広がり、
内部補修成分も行き渡りやすくなります。

シャンプーは
「流すこと」がゴール。

一方、トリートメント類は
「流しても、必要なものを残す」が理想です。

この「必要なものを残す感覚」が乳化効果で実感できます。

乳化効果で変わることは

  • 髪になじみやすくなる
  • つけムラを防げる
  • ベタつきにくくなる
  • 仕上がりがワンランク上がる

乳化のやり方

トリートメントに少量の水を加えて
髪になじみやすくすることで効果をあげることができます。

乳化の手順

①トリートメントをつける
・シャンプー後、水気を軽く切る
・毛先〜中間を中心につける

ポイント
1分ぐらい置くと効果が更に上がります。

②少量の水を足す
・手にぬるま湯を取る
・髪を包み込むようになじませる

③白っぽく・なめらかになったらOK
・手触りが
「ヌル→スルッ」に変わる感覚が目安

ポイント
「スルッ・トロッ」がサイン
ここでも1~2分ぐらい置くと効果が上がります。

④やさしくすすぐ
・ぬるつきが残らない程度に

乳化時の注意点

注意1【温度】
水(ぬるま湯)を足す
・手で少しずつお湯をすくい、髪に馴染ませる。
・シャワーを直接当てない
・お湯が熱すぎると、補修成分や油分が溶け出して落ちてしまいます。
・37度前後のぬるま湯がベスト。

注意2【摩擦】
・乳化中はキューティクルが非常にデリケートです。
・ゴシゴシ擦るのではなく、「握る・通す」が基本。

注意3【地肌】
・乳化液が地肌に残るとトラブルの元になります。
・地肌からしっかりすすぐことは大切です。
・トリートメントは髪の中間〜毛先につけましょう。

終わりのサインは 髪が「ヌルヌル」から「柔らかく、とろけるような手触り」に変わったら完了です。
やりすぎにも注意しましょう。

乳化は化学反応?

乳化は、トリートメントの成分構造で入っている油分を水分とあわせることで
髪のダメージ部分にタンパク質などその他の有効成分がしっかりと浸透して、密着します。

『乳化』とは、本来混ざり合わない「油分」と「水分」が均一に混ざり合う現象のこと。
厳密には化学反応というよりも、
成分を「髪が吸い込みやすい形」に変える物理的な変化です。

  • 乳化=油分と水分が均一に混ざる現象
  • 厳密な化学反応というより「物理化学的な状態変化」

つけるだけでは、浸透しづらい髪の内部補修成分も効果的に作用してくれます。

髪の内部で成分がなじみやすい状態になり、仕上がりが格段に上がり、サロン仕上がりのような手触りになります。

一段階、二段階上の仕上がりが期待できます。

まとめ

インバストリートメント入門ガイドのまとめのイメージ

毎日なんとなく使っていたトリートメントも、その役割やコツを知るだけで、もっと楽しみながらヘアケアができるようになります。

髪は治るのではなく「守る」ものです。
爪と同じ自己修復しない髪だからこそ、日々の保護が欠かせません。

安くても「継続」が一番です。
高価なものをたまに使うより、手頃なものを毎日正しく使うことで効果が期待できます。

「乳化」で仕上がりが格段に上がります。
道具いらず。
お湯を少し足して揉み込むだけで、トリートメントの効果は劇的に上がります。

シャンプーは「流すこと」がゴール。

一方、トリートメント類は
「流しても、必要なものは残す」が理想です。

成分を髪に残すとは、必要な成分を髪の中に入れて「閉じ込める」ことです。
流しを弱くして表面に残すことではありません。

トリートメントの「必要なものは残す」という考え方を、
勘違いしてしまう方も多いように感じます。

トリートメントの「成分を浸透させること」と「すすぎ残すこと」は別物。
しっかりすすいでも乳化さえしていれば、必要な成分は髪の中に留まってくれます。


髪が整うと、朝のスタイリングが楽になり、鏡を見るのも少し楽しくなります。
根元を避けてトリートメントを塗り、「魔法の一手間(乳化)」を試してみてください。

今、お使いのアイテム(リンス、コンディショナー、トリートメント)でも
髪の変化に、きっと驚くはずです。

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