ホームケアで洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)は
重要です。
その中でも、圧倒的人気を誇るのが
「オイルタイプ」です。
仕上がりのツヤ、手触りの良さ、
そして何より使いやすさ。
クリームやミストを抑えて、今やヘアケアの主役と言っても過言ではありません。
そんな人気の裏側で、
ヘアオイルの「デメリット」にも注目されています。
「ベタつく」「重くなる」
「逆にダメージにつながる気がする」
といった
悩みを感じたことはないでしょうか?
ヘアオイルの正体や歴史も
クリーム、ミストに比べ、少し特殊です。
「オイルは、3タイプの中で最も歴史が古く、同時に最も新しい製品」なのです。
「???」と思われるかもしれません。
かつての「油」から劇的な進化を遂げ、
現代のオイルの主成分となったのは、実は「シリコン」。
今回の記事では、知っているようで知らない「オイルの正体」と、メリット・デメリットを解説していきます。
オイルの歴史
需要の多いオイルは、
現代のダメージした髪と求められるニーズ(質感)と使いやすさで人気があります。
ヘアオイルは
ダメージ毛の増加や質感ニーズの変化により、非常に高い人気を集めています。
使いやすい今の形のオイルは、
進化し続けている新しい製品です。
一方で、
実は油はとても古くから存在しています。
オイルと油は、違う商品、
製品の誕生と歴史を持っています。
忘れてはならないのがオイルには、
スタイリングの要素とヘアケアの要素があることです。
油とオイルは別物?その違いは
「油(あぶら)」としての
歴史は非常に古いです。
日本では「ツバキ油」などが
髪のお手入れに使われてきました。
ツバキ油や馬油など頭皮に付いても
比較的に安心感があるものですが
天然の油は量の加減が難しく、ベタつきや酸化による臭いといった弱点もありました。
そうした「使いにくい天然の油」を、最新技術で使いやすく改良し、全く新しい設計で誕生したのが現代のオイルタイプです。
現代のヘアオイルは昔の油の進化版ではなく、
全く別の進化を遂げた、従来の油とは異なる製品です。
なぜ昔から油が使われてきたのか
日本髪に代表されるように、かつてのヘアスタイルは「面を整え、束ねて固定する」=形状記憶が美の基準でした。
●形状記憶とツヤ=【スタイリングの要素】
現代のようなワックスやスプレーがない時代、油は髪をまとめ、乱れを防ぎ、漆黒のツヤを出す唯一の「整髪料」でした。
●物理的な保護=【ヘアケアの要素】
毎日洗髪する習慣がなかったため、油を塗ることでホコリや乾燥から物理的に髪をガードし、櫛通りを良くする(摩擦を防ぐ)役割が大きかったのです。
オイル(油)が使われる理由(18-MEAの役割)
なぜ昔から人は
髪に油を塗ってきたのでしょうか。
その理由は、
私たちの髪の構造にあります。
クリーム、ミスト、オイルの中でも古くから活用された理由として
髪の表面(キューティクル)を外側から守っているのは、実は「油」のバリアです。
正確には、
18-MEA(18-メチルエイコサン酸)と呼ばれる脂質層です。
脂質層の18-MEAは、髪を洗浄するたびに少しずつ失われていきます。
失われると、髪は水分を保持できなくなり、きしみや絡まりが発生し手触りも悪くなります。
適度に油分(脂質)が取れると、清潔感や髪の軽さや立ち上がりがでますが
取りすぎるとダメージに繋がります。
●役割→ツヤ・撥水(水を弾き)・指通りを良くする天然のコーティング
●失われる原因→シャンプー・カラー・紫外線など
●失われると→きしみ・絡まり・パサつきなど
この不足した油分「失われた天然のバリア」を外から補うために使われるのが、オイル(油)です。
身代わりとなって
髪を守る重要な役割です。
現代のオイル:2つの進化系
油(オイル)のメリット活かして、デメリットを最小限に改良して使いやすくしたのが
現代のオイルです。
現在のヘアオイルは2種類
●ヘアケアの目的=洗い流さないトリートメント(アウトバス)の「ヘアケアオイル」
●スタイリングの目的=髪の質感をデザインする「スタイリングオイル」
どちらも使いやすく目的によって選び、使うことが理想ですが
実際には、この2つが混同されて使われているケースも多いのが現状です。
オイルの正体
今回のテーマ
洗い流さないトリートメント(アウトバス)のヘアケアオイルの主成分、
その正体は「シリコン」です。
オイルの進化
使いやすく進化したのが
「現代のヘアオイル」です。
従来の「油」の弱点だった
・ベタつき
・酸化(臭い)
・重さ
これらを
改善するために生まれたオイルタイプ
特にアウトバストリートメントとしての
オイルは、
シリコンを主成分とすることで
- 手触りの良さ
- 仕上がりの軽さ
- 酸化のしにくさ
を実現しています。
アウトバスオイル(使いやすさを極めた進化系)
使いやすさと効果を突き詰めた究極の形のオイルです。
更に素晴らしい点は、まだまだ改良され新しい製品も生み出されてます。
従来の「天然油」が抱えていた「酸化して臭う」「ベタついて重い」という弱点を克服するために生まれたのが、シリコンを主成分としたオイルです。
シリコンには、ヘアケアにおいて
非常に優れた特性があります。
手触りを良くし、
酸化しにくい特性があります。
更に揮発性もあるため髪に馴染み、
乾きやすく軽さもでやすいです。
シリコンは
●酸化しにくい性質がある→時間が経っても油臭くなりにくく、
髪の表面を保護します。
●揮発性がある→必要な分だけ髪に残り、余分な成分は蒸発するため、サラッと軽く仕上がります。
●摩擦・熱ガード→ 髪の表面を均一に覆い、ドライヤーの熱や枕との摩擦から高い保護力があります。
シリコンとオイルの相乗効果で
トリートメントとして効果と扱いやすさが飛躍的に伸びました。
補助的に配合される植物オイルが組み合わさることで、「究極の扱いやすさ」を実現しているのが現代のアウトバスオイルです。
使いやすさから過剰の量を使ってしまう場合があり、大量塗布は
酸化ダメージを招きます。
スタイリングオイル(仕上がり重視の設計)
同じオイルで厳密なラインがないのが現状ですが区別すると主成分の違いです。
主成分は、天然油脂(不揮発性オイル)です。
オイル特有の良さを前面に出すためにヘアケアよりも仕上がりを重視した配合が多いです。
植物油ベース(天然成分)で、
ウェット感持続、束感、ボリューム抑制、ツヤの維持など表現的な効果が出ます。
「天然成分100%だから髪に良いはず」と、スタイリングオイルをトリートメント代わりにたっぷり塗る方が多いですが、
以下のリスクがあります。
- 酸化ダメージ
- 強力な残留(ビルドアップ)
- 熱への反応
「天然成分だから安心」と思い
スタイリングオイルをトリートメント代わりに使うケースがありますがこれは注意が必要です。
「ヘアケアオイル(アウトバスオイル)」「スタイリングオイル」の比較
「ヘアケアオイル(アウトバスオイル)」と「スタイリングオイル」は
似ていても役割が違います。
●「ヘアケアオイル(アウトバスオイル)」→多くのアウトバスタイプは、主成分がシリコンです。揮発性が高い(さらさらして残りにくい)
●「スタイリングオイル」→主成分が植物油ベース【天然油脂主体】や重めシリコンです。不揮発性が高い(髪に残り続ける)
「スタイリングオイル」「ヘアケアオイル(アウトバスオイル)」という名称は
あくまでメーカー側のコンセプト分けです。
成分上はどちらもヘアオイルです。
しかし、主成分の違いで効果やつけ方など少しずつ違うことに注意は必要です。
特にスタイリングオイル【天然油脂主体】の大量塗布は危険です。
又、ヘアケアオイルでも過剰な塗布は一緒に配合されている少量の植物油が酸化します。
ニーズや仕上がりによって製品設計は変わりますが
「主成分の違い=使い方の違い」を理解することは、オイル選びで最も重要です。
メリット
オイルタイプの最大の特徴は、「即効性のある手触りの良さと見た目の変化」です。
- 圧倒的なツヤ感→髪の表面をコーティングして、光を反射して髪を美しく見せます。
- なめらかな質感→指通りが良くなり、まとまりやすい。
- 外部刺激からの保護→ ドライヤーの熱や枕との摩擦から髪をガードします。
- 湿気対策→ 油分が水分をブロック。髪が膨らみにくいです。
このように、手軽に仕上がりを良くできるのが大きな魅力です。
「即効性と使いやすさ」が人気の理由ですが、
この「コーティング力」が、使い方を間違えると大きなデメリットに変わってしまいます。
デメリット
万能なオイルにも弱点があります。
使い方や髪質によっては逆効果になることもあります。
万能オイルに潜む「落とし穴」
●内部補修力が低い →主に表面の保護(外部補修)が目的。髪内部のダメージを治す力は弱いです。
●過剰な「ビルドアップ(蓄積)」→使用量や シリコン量が多いもの、重すぎるオイルを使い続けると、一度のシャンプーで落ちきらず髪に蓄積していきます。「髪が乾きにくい」「トリートメントが浸透しない」「カラーが染まりにくい」といったトラブルの原因にもなります。
●「酸化」による髪の老化 →特に天然油脂ベースのオイルに注意が必要です。髪に残った古い油が酸素や熱に触れて「酸化」すると、独特の油臭さだけでなく、髪を硬くゴワつかせる「酸化ダメージ」を招きます。
●つけすぎると「ベタつき」の原因に→適切な量を超えると、洗っていない髪のような質感になります。
特に多いのが、「良かれと思ってつけすぎてしまうケース」です。
使いやすさゆえに、知らないうちに負担をかけてしまうことがあります。
天然油(ツバキ油・馬油など)の注意点
天然の油は、頭皮にも使える安心感がありますが、
一方でデメリットもあります。
- 調整が難しい→ 1滴でも重くなりやすく、初心者には加減が困難です。
- 酸化スピード→ シリコン主体のオイルに比べ酸化が早く、ベタつきや臭いの原因になりやすいです。さらには質感低下とダメージの原因になることもあります。
おすすめのオイルの使い方
効果を最大化するオイルタイプ+クリームタイプ
オイルタイプ+クリームタイプのハイブリッドの使い方です。
タイプを組み合わせて使うことで、さらに効果を高めることができます。
●タオルドライ
シャンプー後、タオルで髪の水分をしっかり拭き取ります。水が垂れない程度にすることが大切です。
● クリーム・ミルクで内部を補修
中間から毛先にかけて、クリームをなじませます。クッションブラシなどで優しく整えます。
● オイルで外部を保護
ドライヤーで乾かす前に、中間から毛先にかけてオイルをつけます。クッションブラシなどで優しく整えます。
● ドライ
ドライヤーで髪を乾かします。
内部補修(クリーム)→外部保護(オイル)という順序が、理想です。
クリームで内部を整え、オイルで外側をコーティング(フタ)するイメージです。
◎手のひらで「体温で伸ばす」
オイル・クリームを髪につける前に手のひらで軽く温めてから使うと均一に広がりやすく、なじみも良くなります。
特にクリーム・ミルクは効果的です。
時短でリスクを抑える裏技
「2回に分けて塗るのは面倒!」という方や「オイルが好きだけどダメージが心配」という方におすすめの裏技です。
手のひらで
クリームとオイルを混ぜてから塗布です。
効果よりもリスクを減らす使い方です。
・オイルの酸化リスクを減らす。
・クリーム・ミルクの塗布ムラの軽減。
それぞれの弱点を混ぜて使うことで、バランスよくケアできる実践的な方法です。
まとめ
今回の記事では、ヘアケアの主役である洗い流さないトリートメントの
オイルタイプの「正体」と、効果的に使うための「注意点」をお伝えしました。
・パサつきが気になる方
・オイルで失敗した経験がある方
このような方は、「使い方」を見直すだけで大きく変わる可能性があります。
人気を誇るオイルも、他の製品と同じように
過剰な塗布や誤った使い方をすると、ビルドアップ(蓄積)が起こり、逆にダメージにつながることがあります。
オイルを美髪の味方にするための鉄則はシンプルです。
・その日のうちにシャンプーで落とす
・量を使いすぎない
「どこに作用して、どんな効果が出ているのか」を理解することで、
美髪を作るための強力なアイテムになります。
また、オイルには
・ヘアケアオイル(アウトバスオイル)
・スタイリングオイル
という2つの役割と製品があることも重要なポイントです。
現代のオイルがこれほど使いやすく進化しているのは、
各メーカーの開発努力とニーズに耳を傾ける謙虚さの成果とも言えます。
そして今もなお、進化し続けています。
だからこそ、
「正しく使うこと」が何より重要です。
より良い製品を効果的に使って、理想の美髪を一緒に目指しましょう!







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