洗い流さないトリートメント【クリームタイプ】|クリームとミルクの違い・効果的な使い方

洗い流さないトリートメントのクリームタイプの使い方のイメージ 記事

洗い流さないトリートメント
(アウトバスケア)の
王道とも呼べる3タイプが、
クリーム・オイル・ミストです。

一度はどれかを使ったことがある方も多いのではないでしょうか。

クリーム・オイル・ミスト。
どれも役割が違い、向いている髪質も異なります。

中でも、クリームタイプやミルクタイプは少しハードルが高いと思っていませんか?

髪にいいと分かっていても、
「重くなりそう」
「使いこなせている気がしない」

実はその印象、
「髪に合っていない」のではなく
「使い方が合っていない」だけかもしれません。

使い方がわかると
あなたのヘアケアの主役が「クリーム」に変わっているかもしれません。

この記事では、クリームタイプを中心に
ミルクとの違い・向いている人・効果を引き出すコツを解説します。

読み終わる頃には、
「クリームは自分には合わない」という苦手意識が変わっているはずです。

向いている人・向かない人「どっちが私向け?」

洗い流さないトリートメントのアウトバスのイメージ

クリームタイプに向いてる人は、ダメージが気になり髪の補修をしたい人などです。

向いてない人は、髪のダメージが少ない方、気にならない方などです。

しかし、現代ではほとんどの方が自覚ありなしに関わらず日々の生活の中でのダメージがあります。

髪の保護の水分保持・摩擦軽減を考えると、
多くの方が「クリームタイプ」に当てはまるのが現状です。

3タイプそれぞれの長所・短所によって、選ぶこともあると思います。

このパートでは、王道の3タイプの一般的なメリット、デメリットの復習と
クリームタイプでのクリームとミルクの違いをお伝えします。

王道3タイプの向いている人・向かない人

クリームタイプ

・向いてる人→ダメージ毛の人
・向かない人→ダメージがなく、髪が細く、ペタッとしやすい人

メリット
保湿・補修力が高いです。
「つけたい場所」にピンポイントで塗布できます。

デメリット
・付けすぎると重くなりやすいです。
・伸びにくいです。

オイルタイプ

・向いてる人→ツヤ感・指通りや仕上がりの見た目を整えたい人
・向かない人→ダメージが強い、内部補修が必要な人

メリット
扱いやすいです。
ツヤも出て仕上がりの見た目の良さでも人気があります。

デメリット
ダメージ回復など内部補修は弱めなのが特徴です。
・扱いやすい分、過度な量を使いダメージしてしまうことも。

ミストタイプ

・向いてる人→ロング・ミディアム(髪が頭皮から離れている部分)の集中ケアが必要な人
・向かない人→ショート頭皮についてしまう長さの人

メリット
成分が内部に浸透しやすいです。
塗布もしやすく、広範囲に届きやすいです。
・手を汚さずに塗布できます。

デメリット
狙っていない場所(頭皮など)にも付着しやすいです。

クリーム、ミルクの「どっちが私向け?」

アウトバストリートメントのタイプの長所短所を紹介したイメージ

クリームとミルクは
「自分の髪にはどちらが合うか」という視点で見ていきましょう。

簡単に言うと粘度の違いがもっともわかりやすいです。

しかし、
分ける際の明確な基準はありません。

・乾燥・パサつきが気になる → クリーム寄り
・重さが苦手・ペタッとしやすい → ミルク寄り

どちらのタイプがいいかよりも髪の状態で分けることをおすすめします。

クリームタイプ

クリームはミルクよりも伸びないため、
多く使うと仕上がりが重くなってしまう傾向にあります。

その反面、狙ったところに塗布することができ油分や補修成分が多く、濃厚な傾向にあります。

ハイダメージ毛や、クセの広がりを抑えたい方には、効果を発揮することが期待されます。

ミルクタイプ

ミルクはクリームよりも伸びやすく扱いやすく、重くならない傾向にあります。

その反面、気が付かないうちに使用量が増えることに注意が必要です。

ボリュームダウンしやすい、ダメージが少ない方には、効果が期待されます。

クリーム・ミルクの正体ミルクとクリームの違い

アウトバストリートメントの正体のイメージ

オイルやミストに比べて粘度があるクリームタイプは、
「重くなりそう」「使った感じが残りそう」と敬遠されがちです。

「どちらが自分に合うか」という視点で見てきましたが、
次はその違いの正体を、少し中身から見ていきましょう。

クリーム・ミルクの正体

「これが入っていなければクリーム(ミルク)ではない」
という単一成分はありません。

しかし、クリーム(ミルク)状にするために入っている成分があります。

質感を形作っているのは、いわば「三種の神器」とも呼べる以下の3要素です。

  1. 水(水分)
  2. 油(油分)
  3. 界面活性剤(カチオン界面活性剤)

水と油は本来混ざり合わないもの。
それをつなぎ合わせ、乳液状にするのが「界面活性剤」の役割です。

カチオン界面活性剤は、ダメージで「マイナスの電気」を帯びた髪に「プラスの電気」で吸着する性質があります。

ただ混ざっているだけでなく、補修成分を髪にしっかり吸い付かせるための重要な鍵です。

これらが組み合わさることで、
髪になじみやすい「ミルク・クリーム状」の質感が作られています。

ミルクとクリームの違い

ミルクとクリームの大きな違いは水分と油分の量になります。
実際には、明確な基準はありません。

ミルク→水分が多い(水溶性)
クリーム→油分が多い

この違いによって、
ミルクは軽くなじみやすく、
クリームはしっとり感や保護力を感じやすい仕上がり
になります。

そのため、
ミルクは「化粧水」(浸透)
クリームは「乳液やクリーム」(フタ)
のようにイメージすると分かりやすいです。

失敗しない使い方【効果を最大化する「手のひら温め」と「再乳化」の術】

アウトバストリートメントのクリームタイプの効果を紹介したイメージ

クリーム・ミルクは、
つけ方次第で「重い仕上がり」にも「軽くなじむ仕上がり」にも変わるアイテムです。

ひと手間かけることで、効果をより引き出すことができます。

やり方は簡単です。
いつもの使い方にほんの少し手を加えるだけで、効果を引き上げる方法を紹介します。

方法は2つあります。
1「手のひら温め」
2「再乳化」

更にポイントは
この2つを組み合わせることです。

「手のひら温め」

手に出したクリーム・ミルクを手のひらでよく伸ばすことです。

手のひらの
体温でなじませることで変わります

プロが手のひらで伸ばすのと同じ理屈です。

  • 油分の流動性が上がる
  • 乳化粒子がなじみやすくなる
  • 塗布の一点集中を防ぐ

塗布ムラ・ベタつき防止に直結します。

「量を増やす」のではなく、
製品の状態を整えてから使うという考え方です。

これが量より質に変化させるコツです。

「再乳化」

インバストリートメントでも紹介した乳化です。

クリーム・ミルクは、
もともと水と油が乳化された状態の製品です。

そこに髪の上で少量の水分を足すことで、
再びなじみやすい状態に整えるのが「再乳化」です。

キューティクルの隙間が通りやすくなり、
補修成分がより均一に行き渡ることが期待できます。

こちらもやり方は簡単です。

中身は水のスプレイヤー(霧吹き)などで、中間から毛先中心にサッと吹きかけ、少し揉込みます。

  1. 中身は水だけのスプレイヤーを使用
  2. 中間〜毛先に軽く吹きかける
  3. 優しく揉み込む

これだけで、
髪表面で再分散・再なじみが起こります

注意点は
・髪がびしょびしょな状態ではNG
タオルドライ後〜ややしっとり程度がベスト

水が多すぎると逆効果です。
理由は
・すでに水分過多
・クリームが定着しにくい

その結果
・効果が分散する
・成分が流れる
・薄まりすぎる

また、
濡れた髪はとても傷みやすいため、
過度な揉み込みは避けることも大切です。

2つを組み合わせたやり方(おすすめ)

この2つの術を組み合わせた、理想的なルーティンです。

「乳化物(クリーム・ミルク)を、髪の上で最適化し直す工程」です。

手順は

1 手のひらで温める(馴染みを良くする下準備)

2 均一に塗布(根元は避けて均一に)

3 コーミング(ブラシ)で物理的に分散

4 水を少量加えて「再乳化(成分を奥まで届ける)

5 ドライで定着(濡れ髪は傷みやすいため、放置せず乾かす)

注意点は
濡れたまま放置するとキューティクルが傷みます。
再乳化させた後は速やかに乾かすことです。

やり方次第で効果は上がりますが、
やりすぎると逆効果になることもあります。

「特別なこと」ではなく、
当たり前のひと手間として取り入れる
それが、クリーム・ミルクを失敗なく使うコツです。

アウトバスとインバスの違い

インバスとアウトバスのトリートメントの違いのイメージ

クリーム・ミルクタイプは、
オイルやミストに比べて「インバストリートメントに近い」と感じる方も多いと思います。

見た目が似ているだけでなく、
補修や保護といった役割にも共通点があるためです。

しかし、両者は「使われる環境が違う」ことを前提に、まったく違う設計がされています。

界面活性剤の違い

インバス→ 「吸着力」が強い界面活性剤を使います。お湯で流しても成分が髪にしっかり残るように設計されています。

アウトバス「肌への優しさ」を優先した界面活性剤を使います。つけたまま長時間過ごすため、インバス用をそのまま肌につけ続けると、肌荒れの原因になることがあります。

油分の「重さ」と「定着力」の違い

インバス「洗い流す前提で設計」された、
重く定着力の高い油分が多く配合されています。
キューティクルが開いた濡れた髪に最適化されています。

アウトバス「つけたまま乾かした時にサラッとする油分」が選ばれています。

例えば、
「洗顔」と「スキンケア」で考えるとわかりやすいかもしれまん。

インバスは「泥パック」→ しっかり密着して栄養を入れ、余分なものは洗い流す。洗い流す前提の「濃い」成分です。

アウトバスは「乳液・クリーム」→ 肌(髪)につけたままにして、乾燥から守り続けるための「優しい」成分です。

どちらが優れているという話ではなく、
使われるシーンに合わせて役割が分かれています

アウトバストリートメントも、
日常のダメージから髪を守り続けるための「継続ケア」のひとつです。

だからこそ、
髪の状態に合わせて量や使い方を調整することが、
効果を引き出すポイントになります。

まとめ

アウトバストリートメントのクリームタイプの記事のまとめのイメージ

美髪を目指す上で、成分の知識はとても大切です。

髪質やダメージの状態によって、
効果的な成分を補修・補給することは、
髪を守るために欠かせません。

ただし、成分を選ぶことと同時に、
「今の髪の状態に合っているか」
「正しく使えているか」
を考えることも、同じくらい重要です

難しい成分選びに入る前に、
まずは使い方を見直すだけでも、
髪は確実にステップアップします。

クリーム・ミルクを
「好き・嫌い」で分けるのではなく、
成分を、効果的に使う視点を持つこと。

アウトバストリートメントも、
3タイプにとどまらず、新しいジャンルが次々と登場しています。
これは、日本の繊細な髪悩みに合わせて進化してきた結果だと思います。

選択肢が増えた分、迷うこともありますが、
少し理解して、ひと手間かけるだけで、
髪はきちんと応えてくれます。

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